【Adobe Premiere Pro】ノイズ 雑音を除去する2つの方法を解説

Adobe

プレミアプロ でノイズや雑音を消去する方法 

Premiere Proの簡単な設定で、

エアコンの音や環境音などのノイズを綺麗に消してくれる設定があります。

ノイズがヒドイ場合はAdobe Audition でノイズを除去してました
少しのノイズの時はpremiere でもノイズを除去できるのでpremiere proでノイズ除去をした方が効率的です。

今回は、プレミアプロ でノイズを消す方法を解説いたします。
ノイズを除去する2種類の方法
  1. エッセンシャルサウンド
  2. クロマノイズ除去

❶エッセンシャルサウンド

まずはノイズをエッセンシャルサウンドの機能を使って除去する方法を解説いたします。

タイムラインに音声を配置

まずはタイムラインに音声を配置。選択した状態でエッセンシャルサウンドで設定を行います

エッセンシャルサウンド 設定 会話を選択

インタビューなどの場合、エッセンシャルサウンドの、会話を選択してください。▼

プリセットで「ノイズの多い対話のクリーンアップ」を選択。  ちなみにこれを選ばなくても、修復の部分から修正することもできます。

修復 でノイズを軽減

修復の部分を開くといろいろと設定ができます。
特に無音の部分を聞きならが、雑音が除去できるように設定を調整してください。

ちなみにハム音とは、電源周波数に準じた低い「ブーン」という雑音のことです。
摩音とは,舌端と歯茎で作った隙間を空気が. 通る際に発生する音。特にサ行などで発生します。

Premiere Pro クロマノイズ除去の使い方

次にエフェクトのクロマノイズ除去でノイズを削減する方法を解説します

「エフェクト」/「オーディオ・エフェクト」/「ノイズリダクション/レストレーション」/「クロマノイズ除去を選択。適応されれば、タイムラインにfxという文字が出ます。

エフェクトコントロールにクロマノイズ除去追加されます。

エフェクトを追加した時に、ある程度ノイズを消してくれます。
あとは微調整です。

ノイズの処理

クロマノイズ除去 → 編集をクリック

編集を押すとしたのような画面が出ます。

フォーカスの処理 これは、どの周波数にフォーカスするか選ぶことができます。
再生を押しながら、ノイズを除去できているか確かめます。↓

ノイズのみを出力にチェックをすると、キャンセルしたノイズのみを流すことができます。
聴きたい音が聞こえている場合は、量を減らすと良いです。↓

必要な音まで除去されている場合は、量を調節します。
音声を聞きながら調整すると良いです。
これで、ノイズ除去はOKです。

Premiereのエフェクトで音声を良くする方法

ノイズ除去の方法を解説しました。
音声の質を高めたい場合、以下の簡単な設定で音声の質を高めることができます。

DeEsser (ディエッサー)の適応

サ行の音は、歯から空気が抜ける音が強く、耳障りな場合があります。その音を軽減させてくれます。これは、適応させるだけでOKです。
エフェクト>振幅と圧縮>DeEsser

パラメトリックイコライザーの適応

メリハリを付けてくれる設定です。
エフェクト>フィルターとイコライザ>パラメトリックイコライザー

適応させただけでは効果が無いので、プリセットを変更させます。
下の画像のように編集を押します。
デフォルトをボーカル強調に変更

左が低音域、右が高音域になります。

プリセットのボーカル強調のままでも良いですが。低音がキツイ、耳につく場合は、低音域を下げます。

マルチバンドコンプレッサー

マルチバンドコンプレッサーは、声を一定の音圧にならしてくれる設定です。
大きい笑い声などで、音が割れたり、小さい声が小さくなりすぎたりしなくなります。
ノーマライズの設定です。

プリセットは、ポップマスターがオススメです。細かい設定をしなくても大丈夫です。
いろいろ試したり、調べた結果、ポップマスターに落ち着きました。

ダイナミック

大きい音を小さく、小さい音を大きくすることで、音を聞きやすく、音に厚みを持たせる設定です。

編集>コンプレッサーリミッターにチェックを入れます。
リミッターのしきい値を調整して音が大きくなりすぎないように設定をします。私はそこまで数値をいじりませんが、−1〜ー6くらいの範囲にしています。

音のつなぎ目のノイズを除去「自動クリックノイズ除去」

自動クリックノイズ除去
効果・・音声を切ってつなげていくと、音のつなぎ目に「プチッ」というようなノイズが入ります。これを削除する機能があります。

音声を切って編集した後、最後に「自動クリックノイズ除去」を適応させます。


手順
音声をネスト化→オーディオエフェクト→「自動クリックノイズ除去」を適応

適応させるだけで、特に数値の変更は必要ありません。

ノイズが多い場合は、Adobe Audition でノイズを除去がオススメ

これでも、ノイズを消すことができない!

エアコンの音やストーブの音などの環境音がずっと入っている

そんな場合は、Adobe Audition でノイズを除去がオススメです。以下の記事で手順を紹介しています。

Adobe Audition ノイズを除去する方法 ノイズリダクション

ノイズが入らない環境で収録をする

ノイズ除去を本気でするとめちゃくちゃ時間がかかります。

私はノイズ除去を嫌というほどしたのですが、もうしたくないです!

ノイズの入らない環境と機材で撮影、録音することが一番です!